ヨクイニン

いぼ(イボ、疣)


ヨクイニンとは

ヨクイニンは、聞きならない単語ですが、実は「ハトムギ」の種皮をむいたもののことです。ヨクイニンは、古くから"イボとりの妙薬"として多用されてきました。しかもヨクイニンの場合は、服用ですからイボに直接触ることなく、しかも外科的処置ができない範囲でも効果を発揮し、しかも根本から改善することができ、再発の心配も殆んどありません。
ヨクイニンはイネ科の一年草で、成熟種子を乾燥したものです。皮付きをハトムギといい、種皮を取ったものをヨクイニンといいます。なお、ハトムギをつぶし、炒ったものが焙じハトムギです。

ヨクイニンは漢方薬

ヨクイニンは中国の「神農本草経」などの薬物書に収載され、古来漢方の要薬とされてきました。それによるとヨクイニンは栄養価が高く、全身の水分のめぐりをよくし、水毒体質の改善をはかり、清熱排膿のはたらきがある生薬で、お肌のあれや、イボに用いて効きめがあるとされています。

ヨクイニンの成分

コイキセノライド(coixenolide)、コイシン(prolamin様蛋白質)、アミノ酸、ビタミンB1その他を含む

ヨクイニンの臨床応用

補助薬として、利尿消退・去風止痛・健脾止瀉に用いる。
  1. 軽症の水腫、とくに脚気による水腫に適している。慢性腎炎による軽度の浮腫に用いる。
  2. 内臓の化膿症(内癰)に用いる。
  3. 湿熱による痺痛(筋リウマチ・多発性神経炎など)に用い、筋肉の痙攣による疼痛を緩解する。熱象・寒象どちらに用いてもよい。
  4. 健脾止瀉に用いる効力は山薬より弱いが、食欲を増して消化を助けるので、脚気・脾虚による下痢に効果がある。
  5. こむらがえりなどの筋肉の痙攣、リウマチなのど痛みの改善に使用します。
    このほか、皮膚の扁平疣贅にも効果がある。ヨクイニン30gを煎じて服用するか、60gを粥にして食べ、1ヶ月間ぐらい続けると「いぼ」に効果がある。
* スーパー等で売られているハトムギ茶は「いぼ」には効果がありません。
* 子宮収縮作用がありますので、妊娠中は使用しないほうがいいでしょう。